歯肉から出血するわけ
歯ぐきにプラークが溜まる
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歯周病菌が増える
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血液の中にある好中球やマクロファージなどの免疫細胞が細菌と戦うために、血液量を増やす(=戦える仲間が増える)
この時点ではまだ歯肉炎ですが、この状態を放置していると歯周病の道へと進んでいきます。
歯肉からの出血は今まさに体が細菌と戦っていることを知らせてくれているのです。
歯ぐきの細菌
歯ぐきの状態が悪い人で数百種類の細菌が1億ほどいると言われています。
特に歯周病菌のPg菌といわれる(重度の歯周病患者に高い確率で存在する菌)は出血が大好物で、出血量が多いと活性化してしまう特徴があります。
なので歯磨きをするたびに出血する、リンゴなどを食べると出血などがある方は要注意です。
プラークコントロールの大事さ
出血をなくすためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアももちろん大事ですが、一番大事なのは患者様自身が歯の大切さを意識することです。そして大事な歯を残すために正しい歯の磨き方を習得しプラーク(細菌)を減らすことです。
そのうえでメンテナンスをその方にとってベストな間隔でコンスタントにきていただくことが歯周病には効果的です。無くなった骨は元通りにはできませんが、進行を止めることはできます。
患者様のなかには、体の免疫機能を使って細菌と戦いやっつけてくれ、症状が出ないケースもまれにあります。
ですが多くの場合は免疫細胞ができることには限界があります。その場合に歯医者にきて定期的なメンテナンスや噛み合わせの調整、抗菌薬の塗布などをしていき、歯周病のリスクを減らしていきます。あなたの歯を守るために上手に利用してくださいね。
磨き方や、歯ぐきからの出血がなかなか改善しない、今の現状の状態を知りたいなどなんなりとお聞きください。
個人に合ったご提案をさせていただきます。
その他、虫歯治療、インプラント、定期検診、などお電話、メールでもお問い合わせ下さい。
<分院情報>
さかもと歯科医院
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