歯列の一部であり、一般的には奥歯の最後の部分に位置している8番目の歯になります。(稀に9番目がある方もいます。)
親知らずは通常、上下の顎にそれぞれ4本ずつ存在しますが、個人によっては全く生えていない場合や、生えてくる位置が異なったり斜めになっていたりします。
親知らずが正常に生えていて、周囲の組織や他の歯に影響を与えない場合、特に問題はありませんが、親知らずが問題を引き起こす場合あります。
- 顎の中に充分なスペースがないため、親知らずが他の歯に圧迫を与えたり、歯列の歪みを引き起こしたりする場合。
- 親知らずが正常なかみ合わせを妨げる場合。
- 親知らずが十分に生えず、歯茎の下に埋もれた状態(埋伏)になっている場合。このような埋伏親知らずは、歯茎に炎症や感染を引き起こすことがあります。
- 親知らずが部分的に生えており、歯茎と部分的に覆われた状態になっている場合。食べ物のかすが歯茎の周りにたまり、炎症や感染を引き起こす可能性があります。
問題が生じている場合、または将来的な問題の予防のために、親知らずを抜歯することが推奨されることがあります。ただし、一般的には、問題がない限り親知らずを抜歯する必要性はありません。
親知らずの抜歯は痛みや腫れ、一時的な不快感を伴うことがありますが、抜歯によって問題が解消される場合や将来の歯の健康を守るために抜歯が必要な場合もあります。
具体的な状況については、専門家である歯科医師に相談することが最適です。
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