かぶせ物をした歯の状態があまり良くなく1年程経過をみているのですが、このままでいいですか？

患者様からのご質問をご紹介いたします。

悪い歯の状態は治療の内容やかぶせ物の大きさ、種類によって異なってくるとは思いますが、まずご自身の歯を保存することが一番大切です。自分の歯を保存する事に優る治療法はなく、あくまで入れ歯やブリッジ、インプラントは代用品です。しかし状態が悪い歯をそのまま放置すると顎の骨が溶けてしまい、次の処置が困難になる場合もあります。入れ歯をするにしても顎の骨量が安定の鍵です。ブリッジの場合でも、審美性や清掃性を考えると骨量が多い程有利になります。インプラント治療においては、骨量の減少が顕著であると手術そのものが出来ない事もあります。定期検診をしっかり受けて、まず悪くならないようにする事と、早期発見によってご自身の歯の状態をしっかりと把握し、かかりつけの先生と今後の治療をしっかりと相談し、残すのか抜歯するのか最後は御自身が納得して決断されることが大切だと思います。

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