患者様からのご質問をご紹介します。
インプラント治療した歯はどれぐらいもつのですか?
歯科インプラントは日本語では人工歯根と呼ばれます。一般的に差し歯と言われるものは天然歯に直接冠を被せたり歯根に金属やファイバー、レジンなどで土台を作り、そこに金属冠やセラミック冠などを接着したものを総称したものです。しかし歯を抜いてしまうと土台となる歯根が無い為に冠を接着できなくなります。そこで人工歯根を埋め込み、歯を接着できるようするのがインプラント治療です。主にチタン製のものが多く冠も含めてむし歯にはなりません。しかし、人工歯根を支える骨が溶けてしまうインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)が発症し進行すると腫れたり動揺が起こり撤去になることがあります。まず、なぜ歯を失ってしまったのか、何本ご自身の歯が残っているのか、骨や歯茎の状態はどうか、全身疾患の有無など様々な要素によって耐用年数は異なります。40年以上機能しているものから数年でダメになる事もあります。一概に何年とは言えません。詳細な事前の診断と正しい施術、そしてしっかりしたメンテナンスが長持ちの大切な要因になります。長く機能させる為にもかかりつけの歯科医院で定期的な健診を受けましょう。
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