咀嚼とは、食べ物を噛み切り、細かく砕いて唾液と混ぜ合わせて食塊をつくり、飲み込みやすい大きさと固さにすることである。
咀嚼は食べ物の消化・吸収を助けることに加えて、噛むことを通して血液循環をよくし、食べ物の異物の発見に役立ち、食塊を作ることにより嚥下を助け、味覚を刺激して唾液の分泌を促進し、唾液の抗菌、殺菌作用をもつラクトフェリンやリゾチームなどによって口腔の衛生を保つなど、さまざまな働きがあります。
一般に食べ物の形態は軟らかくなってきているため、咀嚼能力や咀嚼回数は少なくなってはきていますが、一口で30回噛むことが推奨されています。
高齢者の咀嚼1回あたりの筋活動量(筋肉の活動のこと)は低く(弱く)なっているので結果、若年者よりも咀嚼回数は多くなりますのでゆっくり時間をかけて食べるようにしましょう。
また、歯の欠損、義歯の不具合、歯周病による咀嚼力の低下も、低栄養状態を(タンパク質・エネルギー栄養不足)に陥る原因となります。
お口の中の健康は全身の健康につながります。日頃のホームケア、プロフェッショナルケアをきちんとしていきましょう!
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